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大企業の工場見学に行く

就職活動中、社会勉強のために、いくつかの大企業の工場見学に行った。

その工場は、山の中にあり、バスで行った。工場の中に案内されると、一人のリクルートスーツを着た学生が来客室で待たされていた。今日の工場見学は、彼と僕の二人だ。

来客室で待っている間、彼は僕に、就職活動に関する不安を訴えてきた。就職活動に関して何も準備ができていない、というのだ。「それはみんな同じでしょう」みたいなことを返事したが、話の中で、

彼が東大生だ、ということがわかった。

しばらくすると、担当の方が控室に入って来て、工場を案内していただいた。工場で長く勤務している人らしく、作業着を着ていて、歳は30代後半くらいで、恰幅が良かった。その後、さきほどの来客室に戻って、その担当の方と東大生の彼と僕の3人で、支給していただいたお弁当を頂いた。

お弁当を食べながら、その担当の方から「どうだった?」と質問された。すると、東大の彼は、僕に話した時と同じく、やはり就職活動しはじめたものの自分は準備不足で、自分がどうしたいのかもまだ迷っている、と素直に告白していた。

就職活動中の身で、そんな弱気の態度で接してしまったら、採用に不利になるだけなのに、この人はどうしたいんだろう?と思ってみていた。

僕は、そもそもその企業の入社する意思はなかったので、工場や仕事について、純粋に疑問が思ったことを質問した。そして、

「やりたいことはどれくらいやれますか」

みたいなことを質問した。その担当者の方からは、

「やりたいことをやるには、周りを納得させないといけないし、やりたいことを言う前には、いろいろと勉強しなければいけないことがある」

というような回答を頂いた。まだ入社もしていないのに、生意気なことを言うな、という
メッセージも含まれていたかもしれない。

前述したとおり、僕の性根はアンチ大企業だったので、言葉や態度に多少、生意気さがあったと思う。それは自分でもわかっていたが、そんな生意気な自分でも受け入れてくれるくらい、懐が深い企業を探してもいた。(今思うと大変扱いづらい学生だったと思う)

そんなこんなで会話していると、当然、所属大学はどこか、とも聞かれるわけだが、東大の彼が自分の出身大学を告げると、

その担当者の目の色を明らかに変わったのが分かった。

質問は、東大の彼に集中し始めた。

自分の所属大学は、難関校の部類に入るのだが、東大ほどではない。東大とタイマンが張れるのは、日本では京大だけだ。僕は京大は受けたが落ちてしまっていた。

僕はその担当者の態度の急変を見て、「あぁ、やっぱりそうなんだ」と思った。

その日の東大の彼は、はっきり言って、求職者としては良いところはなかったと思う。
見た目の血色はよかったが、就職に対して不安を訴えるだけで言っていることは弱弱しかった。対して僕は、その企業に入る気はなかったが、働くことに対して、真剣に考えていたつもりだったし、鋭い質問も浴びせて、「お、こいつは」と思わせたつもりだった。

しかし、やっぱり大企業の人は、そうした積極性よりは、学歴の比重が大きいのだ。
(一般論ではないと思いますが、当時の僕はそう感じました)

もちろん、その東大の彼が、その会社に入ったかどうかは知らない。万が一、入ったとしても、結局のところ、東大に入るくらい優秀なのだから、いい働きをした可能性は高いと思う。

しかし、僕のような考えをした人間は、やっぱり大企業には合わないんだ、ということが改めて確認できた。

僕は、改めて自分の感じていることは正しかったと思って、その工場を後にした。

(続く)

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