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小さな会社に新入社員用の研修なんてない

就職が決まった後、その会社でアルバイトをさせてもらった。1年後に入社するときに、すぐに仕事がしやすいようにするためだ。僕は修士論文の目処は、秋には、もうついていたので、週の半分以上は学校に行かず、会社で仕事をしていた。仕事と言っても、勉強がほとんどで、その会社のソフトウェアの扱い方の勉強や資料の作成などをしていた。また、展示会に行って、周辺システムや競合製品の勉強をしたりもした。

プログラミングの勉強もしてはいたが、今思うと、ほとんどできていなかった。製品のソースコードは、まだ見せてもらっていなかったので、どういうものかは分からなかった。言語はC++だと聞いていたので、C++の本を勉強していたが、オブジェクト指向をまったく理解していなかった。Cの手続き型プログラムをC++に書き換えてコンパイルして、それでC++が分かったつもりになっていた。今思うと、とんでもない勘違いだ。

そうやって、会社に入り浸っているうちに、とうとう初出社の日がやってきた。その頃には、もう会社の人たちとは顔なじみになっていたのだが、初めて自分の席とパソコンが割り当てられた。

普通の会社なら、入社後3カ月程度は研修期間にあてられると思うが、小さな会社の場合、研修期間は存在しないことが多いと思う。

面倒を見てくれる先輩や上司もいない。周りの人が僕に対してやってくれたのは、製品の開発環境のセットアップの仕方を教えてくれたことと、電話が鳴ったら、すぐに出なさい、ということだ。

電話の出方までは教えてくれなかったので、その日のうちに電話に出て、自分なりに考えて対応した。

ちなみに、31歳で独立した、ある先輩の話では、大企業に就職した際に研修を受けたが、その中に簿記をやったのが、独立した時に唯一役に立ったことだ、と言っていた。

また、開発環境だが、その会社ではMicrosoft社のVisual Studio を使っていた。僕はVisual Studioを扱ったことがなかった。学校ではUnix を使っていたので、emaxやmewエディタを使って開発をしていた。

また、ソースコードをチームで共有するためのソフトウェアである、Visual SourceSafe の扱い方も全く知らなかった。なので、どうやってソースコードを取得し、コンパイル(このときはコンパイルとビルドの違いもわからなかった)していいのかわからなかった。

なので、このときは周りの人に聞かざるを得なかった。当然、チェックアウトやチェックインといった操作もなんのためにやるのかわからなかった。

しかし、僕はこういう自由な雰囲気の中で仕事を1つ1つ覚えていくのが、とても好きだった一方、いつまでたっても一人前に仕事ができるようにならないことに、ずっとイライラしてもいた。

(続く)

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